第34回日本運動器科学会

ご挨拶

第34回日本運動器科学会 会長 田辺 秀樹

この度、歴史ある第34回日本運動器科学会を担当させて頂くことになりました。大変光栄に存じます。ご支援を賜ったすべての方に、心から感謝申し上げます。

来る2023年7月8、9日東京の虎ノ門ヒルズフォーラムにて開催させて頂きます。本学会は2020年コロナパンデミックのため中止となり、2021年はハイブリット開催でした。2022年は現地開催ですが、まだコロナの終息というわけにいかない状態です。2023年はまだ不透明でありますが、終息とまではいかないまでも対面でマスクもオフの学会が開ければと祈念しています。また、本学会は5年間に1回学会参加という規定があり、今回は東京という至便なところでの開催でもあり、是非多くの会員に参加して頂きたいと思います。

ここ数年、台風、地震、津波、感染症など様々な災害が続いています。2016年熊本地震の際に現地視察をした時、すでにDMATは引き上げていてJMAT中心に避難所などの運営がなされていました。そこで、循環器科学会などの学会単位でブースがあり活躍されているのを見て、運動器専門医としても何かできることはないかと感じました。JCOAにはJCOADiT(JCOA Disaster Team)という委員会を立ち上げて、会員への講習会や岡山の水害での現地調査などの活動をしてきました。そこで本学会のテーマを「危機管理 運動器専門医の役割」として、今後起こりうる自然災害、感染症などに対して、われわれ運動器専門医は何ができるかを話し合いたいと存じます。シンポジウム、特別講演を予定したいと思います。

また、2022年に日本医学会から「フレイル・ロコモ克服のための医学会宣言」が出され、日本運動器科学会、JOA、JCOAを含めて、全部で80団体の賛同が得られています。ロコモは本学会の根幹のテーマであり、あらためてロコモを見直し、フレイルとどのように付き合うかなど、これからの活動に寄与するために今回もテーマとして取り上げたいと思います。

特別講演、教育研修講演、シンポジウム、一般演題、学術プロジェクト研究成果発表、共催セミナー、機器展示などこれから鋭意、実りある内容にするよう企画してまいりますので、多数の会員のご参加をお願いいたします。虎ノ門ヒルズフォーラムはこの地域では最大規模のカンファレンス施設ですので、東京の中心で7月の暑さを吹っ飛ばす議論をお願いしたいと思います。また、ここ3年間実行できなかった全員集まっての懇親も、状況がどうなるかわかりませんが是非実現したいと思っていますので、楽しみにして頂きたいと思います。お待ちしています。

第34回日本運動器科学会
会長 田辺 秀樹
医療法人社団 整秀会 田辺整形外科医院 理事長

●  共催
一般社団法人日本臨床整形外科学会
●  運営事務局
一般社団法人会議支援センター
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